- 作者: ヤマザキマリ,とり・みき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: コミック
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8/10
テルマエのラスト近辺がなんか、ちょっと残念な感じだったので躊躇ったのですが、
プリニウスといえば楽しいエピソードが沢山ある人物なので、
まぁ、一巻はつきあってみるかなーと買ってみました。
テルマエテイストを期待すると肩すかしをくうかもしれませんが、
私はこのプリニウスのテイスト好きですね。
テルマエほどにギャグではないのですが、
ところどころ笑わせてくれるエピソードがありつつ、
かなり真面目にローマエピソードをやってくれています。
プリニウスについて知っていると、
私は第一話でいきなりプリニウス完になるのかよ!と思ったものですが、
そこからプリニウスと彼の言葉を書き留めるエウクレスの出会いから──、
つまり過去に遡って話が進んで行きます。
プリニウスの奇行というか、
私にはとても好ましい愛すべき探求者に見えるのですが、
彼に好ましい視線を向けるのがエウクレスであり、
人間的には尊敬していても困った人だと思ってるのがフェリクスなのかな、
と思いつつ読んでいます。
もっと、プリニウスに直接的な害意を向けてくる人間が出てくると、面白そうなのですが。
ネロ帝の一件は、なんとなくですがいい方向に進展しそうな気がします。