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久遠の落日がとうとう、動き出しました。
完全に長老が煌臥之助と対峙して孤島に封じ込められ、
秋雨師匠たちは完全に闇側の策にはめられてしまいます。
これまで、状況を大体においてコントロールしてきた梁山泊が、
後手後手に回ったり、罠にはまる辺り、事態の深刻さが伝わってきて、
嫌が応にも緊迫感があります。


さらに、武器組の一影九拳である八煌断罪刃に単身で挑み、
ケンイチと美羽を守るため、獅子奮迅するしぐれさん。
クリストファーやマクロフトといった思わぬ援軍が来ましたが、
それでも3対8の戦いで、お荷物が二人もいるわけで……。
ケンイチがいきなり盆踊りを踊り出したあの下りは、
ギャグシーンではあるんですが、殺気に対して過敏な達人たちは、
殺気のない行動に対しては無頓着というそうそう気づかないであろう事実を、
一流の達人に囲まれていたケンイチだから気づけた事であり、
ギャグシーンなのですが、非常に感心しました。
しぐれさんって多分、二十代前半くらいなので、
梁山泊の達人の中では、一番若い方なのだと思います。
そのしぐれさんが、命をかけた戦いで、弟子たちを逃がす。
師匠より先に弟子は死なさぬ。その決意に胸が熱くなりました。
実のところ、例によって精神の弱い私は(笑)、
この辺り耐えきれず読んでしまったので所々展開を知っていたりします。
嬉しい事に、58巻が来月発売されるというので、本当に楽しみです。


今回は、しぐれさんの覚悟とは別に、しぐれさんがそのボディを余すところなく見せてくれて、
思わずカラーページの時のサンデー買いました。家宝にします(*´д`*)ハァハァ。