シナリオ名 :ストレンジャー シスターズ・ノイズ(3話)
製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



利根川先生からの政治的な干渉があったようですが、それよりもあなた錬金戦士団にいたの!?
という所に驚かされました。中間管理職利根川のスピンオフを読むと感じるのですが、
彼は最初から選ばれた権力者や生まれから違う地位の継承者ではなくて、
恐らく私のような普通人が精一杯の努力と運に恵まれて成り上がった人物に見えます。
兵藤会長は基本的に相手を小馬鹿にしていますが、利根川先生は教導しようとしている部分が見られました。
まぁ、その辺りが彼の甘さであり、兵藤会長らと違う、彼らのように慣れない部分なのでしょうが。


木原神拳入手の為に敵の懐に入り込み、幻生含む木原一族との戦いが始まります。
この戦いは戦力的に強大な敵との戦いでもあり、異様な精神と信念の持ち主たちとの戦いでもありました。
幻生の異質さは際だっており、数多やテレスティーナも通常なら危険な敵なのですが、
存在感が違って見えましたね。戦いには勝ってもなにか大きな痛手を受けたような、そんな勝利でした。


エピローグで霧が登場し、木原一族の異形の信念に当てられてしまった一堂に、
もう一度、戦うための礎をくれます。
多分、私だったら大人を連れてきたと思います。
でも、禁書目録は未成年が彼らの世界を運命づける物語なので、
同年代の霧がみなの行く先を照らしてくれたことは大きいと思います。


羽仁丸と一方通行。
過ぎた能力の為に、充実感のない一方通行。
そのいらだちを指摘されています。
方向性はまったく違いますが、その能力で出来る事の範囲が広すぎて、
退屈に蝕まれている点では羽仁丸も同様なのかもしれません。
いままで、いくつかのシナリオで彼を見てきましたが、
なにやら一番真摯であったように感じました。


一方通行と戦う為の武器は手に入りました。
そして、一方通行は自分でも理解できない苛立ちを抱えているようです。
その苛立ちが彼にどのような結末をもたらすのか、じっくり見ていきたいと思います。
色々と周囲も動き出すでしょうし(笑)。


利根川先生のユニットアイコンです。
もし、ファイルが壊れていたらご一報ください。


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