:「ゲシュプロテア戦記」(11話)

製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/




なんともあの状況からよく逆転の一撃を加えたなぁというのが正直な印象です(笑)。
今回のストーリーを一貫して流れているのは、縁というものじゃないかと思います。
イングリッドやディステオ教との縁。ドイルとの縁も勿論、特命戦隊のメンバーとの邂逅などなど。
もっと言ってしまえばヴェンターたちとも縁があったわけです。
そして、縁は円に通じてくるのかなと。
ヴェンターたちがナヴィーユたちを追い詰めた所で、動いたイングリッドたちの行動、
ナヴィーユの奥の手などの要素で、また形勢がくるりと逆転してしまう。
状況という円を人と人との縁がくるりくるりと転じていく過程が非常におもしろく感じました。


ナヴィーユの力の根源的な部分が明らかになりましたが、これも縁なのかなーと。
性的な事に嫌悪感を抱いてる人が手に入れても、宝の持ち腐れですし、
逆に大好きな人でも特殊能力がない人が手に入れても、あんまり意味ないでしょうし。
手に入れる過程についてでなにか一つ話が作れそうな感じがしますが(笑)。


ドイルについてはどうなるのかと固唾を呑んで見守っていましたが、
ある程度丸く収まってよかったと思いましたが、これはシュレンジャーの計画がかなり進行していて、
ドイル一人どうとでもなると考えているのかもしれないと思うと、
手放しでは喜べないかなと。
ただ、絶望に絶望を重ねて人生を諦めてしまっていた一人の男が、
新たな光明を見いだして新たに歩き始めたという事に対して、素直に喜びたいと思います。


前後編のシナリオ作成お疲れ様でした。
動き出した状況がどう転がって行くか、次回も楽しみに待ちたいと思います。