冒険王ビィト 9巻

冒険王ビィト (9) (ジャンプ・コミックス)

冒険王ビィト (9) (ジャンプ・コミックス)

「己のものであれ、他人のものであれ、魂は魂をもってうごかされるのだ。
才牙は魂でふるい、魂で放て・・・!!」

股座がいきりたちましたね。
ビィトが、才牙とはなんだという翼の騎士の問いに、「魂だ。才牙は・・・バスターの!!」
と答えたそれに対する言葉なんですけど。
いや…熱いです。っていうか、何言ってるか常人には理解不能なのですが、そこがしびれるあこがれる(笑)。
翼の騎士の言動は、往年の熱血露出狂ヒュンケル(←こんな言い方してますが、大好きです)に相通じる所があります。「光の闘気で闇の闘気を押さえ込んで・・・」とかまあ、暑苦しい理屈の皮を被った熱血台詞は、やはり三条先生の十八番だなぁーと、改めて思い知らされました。
月刊ジャンプ立ち読みしたとき、震えましたよ(笑)。


今回はビィトの命を八輝星への足がかりとするべく、蠢動する世界中の七ツ星。そんな中、一番手の挑戦権を手にした、七ツ星の一人、不動巨人ガロニュートが卑劣な罠を以てビィト戦士団に迫る…という感じです。
私はベルトーゼvsスレッド戦が結構好きなんですよね。
あれって、ビィトたちを逃がすために絶対に勝てない相手と戦うっていう、気骨に溢れた戦いが痺れます。皮肉屋だけど、仲間のために瞬時に命を張れるスレッドの気概はちょっと惚れ惚れしますね(笑)。
そんなスレッドが何時再登場するかと思いましたけど、流石は三条+稲田両先生。私の好きなシチュエーションで、華麗にスレッドの再登場を演出してくれました。


「"たとえ死の瞬間でも目を見開いていろ"・・・オレは師からそう教わったぜ・・・」


それにしても、再登場の時の、この台詞が気になります。師匠はどこに住んでいるんでしょうかね。人柄はスレッドと同系統、ダイの大冒険に登場したロン・ベルクのような感じなんでしょうか。早い登場を期待しております(笑)。恐らくニヒルで素敵で男気に溢れた、兄貴なんでしょうね(笑)。