二人はプリキュア Max Heart 13話

プリキュアは戦闘だけに没頭して描ければ、また別の展開になっていたでしょう。
もしかしたら、2年目はなかったかもしれません。等身大の女の子の心の動きを、丹念に描いていくことによってそれを勝ち取ったと言ってもいいと思います。ただ、欲張りすぎてバランスの悪い回があったりするのですが…(笑)。

今回はなぎさとなぎさママンの思春期の女の子と母親にありがちな、ちょっとした思いやりのすれ違い、という展開でしたが、それを優しく直接的ではなく、相手に自発的に理解させる形で諭すなぎさパパンの語りが素晴らしかったです。
子安さんも、他の番組では聞けない、落ち着いた声音で朗読するような語り口調に、
なにやら私が諭されて居るかのような気分になりました(笑)。


それにしても、自身の境遇にとまどいを憶えるひかりに対して、
「あたしはひかりがクイーンの心だからとか関係ないからね」
と優しく元気づけるなぎさがあまりにも男前で惚れます(笑)。
私がひかりだったら、なぎさに惚れること請け合いの男前っぷりです。
…第1話のなぎさの靴箱にラブレターを入れた女の子たちは、彼女のこういった無意識の男前っぷりに惚れたのでしょうね(笑)。


そういえば、気になるのは先週登場したバルデスがあの坊ちゃんと愉快な仲間たちの館に居なかったことです。彼はあからさまに怪しい七三分けのためか、入館禁止なのでしょうか(笑)。
それとも、坊ちゃんが力を得るために、なんらかの儀式を行っているのでしょうか?
クイーン復活には12のハーティエルが必要なのですよね?ならば、坊ちゃんにも、それに相当するようなものが、あるのではないか…と思ったものですから。闇の騎士たちは、坊ちゃんの健やかな成長を見守っているように見えますが…さて?