炎は全てを焼き…新しいものを生み出す……!!

本日の購入物

装着変身仮面ライダーガイ
魔法少女アイ2 初回限定版

ガイは、帰りに1050円で売られている姿が不憫で購入しました(笑)。
今回の収穫は、アイ2の初回限定版でしょうか。なにせ、特典のゲームブック付いてますからね(笑)。14800円とかそんな化け物のような値段を見かけましたが、今回は4980円で購入できました。ああ…よかった(笑)。


ファイアーエムブレム覇者の剣 10巻

ファイアーエムブレム 10―覇者の剣 (ジャンプコミックス)

ファイアーエムブレム 10―覇者の剣 (ジャンプコミックス)

とうとう…ベルン国王ゼフィール様が倒れるときがっ!!
私はゲーム本編でも味方が使えなかったエッケザックスをアルが使ってくれたら面白いのに、と妄想渦巻かせていましたが、親父の残した覇者の剣がでてきた瞬間にその夢は消え去りました…(笑)。
だがしかし…っ!!


「夢を不可能なことと考えるのはもはや人生をあきらめた老人に等しい…
オレたちにとって夢とはけっして不可能なことじゃない!」byキグナスの氷河

という台詞があります。私は根性悪くあきらめてませんよ(笑)。
今続いている闇の者との戦いの最中で、覇者の剣が力及ばず折られたのなら…っ!!アルの両親が幻影として背後に立って、エッケザックスを召喚してその背後霊を背負いながら戦ってくれるのを期待しています(笑)。

ゼフィール王が命を落としたことから、ちょっと思うことを書きます。彼が人を憎んだのは、父王デズモントが才能溢れる我が子に嫉妬し、虐げ、ついには命を奪おうとする暴挙にでたことを原因としています。愛されようと努力し続け、王位継承をギネヴィアの夫に与えるという、嫡子相続の決まりすら無視した父王の憎しみ。ゼフィールはそれさえも、許容し父王との和解の道を探り続けた結果が、毒を盛られるという結末でした。父王デズモントはエトルリアからきた正妃ヘレーネに引け目を持っていました。それゆえに、凡庸であった自分ではなく、ヘレーネの血を色濃く映したゼフィールが生まれたときに、ある種の絶望を感じたのでしょう。
「凡庸な自分は、生きた証すら(自分の特徴を残した子供)残せないのか」と。この経緯は烈火の剣に詳しくあります。烈火を見る限り、幼少のゼフィールは、胆力が座っており極めて名君としての高い才能を秘めた、いわゆる将来有望な王子でした。妹を愛し、自分を顧みず虐げる父王にも、忠実に尽くそうとしていました。結局、ただ親に子として愛して貰いたい…という子供であれば、求めることに罪はないその感情すら許されない…。人間関係でもっとも最初に触れ合う親子で、命を奪おうとするようなことが起こってしまう。そんな凄惨な経験をしてしまったゼフィールが人を信じられなくなってしまうのは、納得がいくことです。同時に、かつて人と竜の争いが起こり、その結果、竜が世界から去っていく結果になったことを知った彼は、一つの想像をすることを止められません。
「もし、竜が世界を支配していたなら…」
と。竜が世界を支配していたなら、子を愛さぬ親が命まで奪おうとするような、醜い行いは起こらなかっただろう…と。きっと、ゼフィール王は親が子を愛するという、当たり前の事を当たり前に行えない人間に、絶望してしまったのでしょう。だからこそ、実現し得なかった「竜が支配する世界」という夢想は、最後の、そして唯一の希望であったに違いありません。
多くの国を滅ぼし、多くの人々を死に追いやった、彼の行いは正統化されるようなものではありません。ですが、彼をそこまで追いつめてしまった人の業というものにも、思いを馳せてみなければならないでしょう。悪人として斬り捨てるには、あまりにも純粋な、そして真摯であったゼフィールを見てきたならば……。