劇場版 仮面ライダーブレイド〜ミッシングエース〜

冒頭から新世代ライダーが抜群のコンビネーションを見せてくれます。というか、ノーマルのスキッドアンデッドの触手演出がものすごいのですが…劇場版らしく派手な特撮演出を見せてくれます。

いやぁ…随所に555へ登場した役者さんがいますねー(笑)。マーフィーを探せっぽい感覚で、何人か見つけて喜んでいましたけど、村上社長(村井さん)と木場(泉さん)が登場したあたりはやはり嬉しかったですね。村井さんは、時代劇でよく見かける(元々そちらの畑の方)ので安心してたのですが、泉さんの元気な姿を見ることができて安心しました。そして、万引きした天音を捕らえようとした警備員に、唐橋さん(海堂役)がっ!!ああ…この辺りが劇場版の醍醐味ですよね。後半では、ハカランダでギター弾いている人が、野村のよっちゃんだし(笑)。こういうファンサービスって大好きですよ、私は(笑)。

ところで、橘さんが登場した瞬間に話し方が変で(笑)、あからさまに洗脳されているっぽいです。だって、理路整然と淡々と話をする橘さんなんて、橘さんじゃないじゃないですかっ!!と思ったら、後々アルビノジョーカー(アルビノ)に洗脳されていた事が判明するのですが、洗脳状態でも睦月にカテゴリーAを渡してしまう橘さんがらしくていいです(笑)。志村の正体が判明したときの戦いで、洗脳が解けた橘さんの「変身!」を聞けるのですが、いやぁ…やっぱり橘さんはこうでないと(笑)。

設定上仕方ないのですが、始の登場シーンが少なくて…それが残念ですね。それにしても、「天音ちゃん…綺麗になったな…」って貴男…相変わらずですねー(笑)。その後、アルビノに不意打ちを食らってやられてしまうのですが、剣崎の「目覚めてばかりでお寝んねか、始!」という台詞が、絆を感じさせて印象的でした。

剣崎が非常に主役っぽくて展開的に、歴代のライダー映画としては綺麗にまとめあげていたと思います。特に、天音を助けるために、犠牲になった始との対話や、その後、橘さんと睦月のいる戦場に駆けつけた際に、「戦うんだ、もう一度…俺たちと、始の力で!!」と皆を励まして、戦う力を甦らせる…。これは、これこそは主人公の責務です。いや、ヒーロー物ってことですけどね。でも、主人公って私の中では、悪いくじを引いてばかりいるけれど、希望を失わない…いざと言うときに、決して諦めない不屈の魂を持っていること、というのは重要なのですよね。

ディレクターズカットを追加したDVDが発売されるようですけど、購入は決定しましたねー(笑)。


リドリーでもわかるアンデッド語講座
別に講座じゃなくて、単に劇場版の字幕を載せているだけなのですけどね(笑)。この字幕っていいなぁ…。私がブレイド本編で一番やって欲しかったことなんですよね。こうすれば、ライダーたちには意味不明でも、視聴者からすれば「アンデッド」が何か目的を持って行動していることを、臭わせることができるたのですよね…。

ビートルアンデッド「あの女が封印を解く鍵か」
スパイダーアンデッド「そうだ。ジョーカーが狙っている女だ」

カテゴリーA同士は仲がいいのか、どうも劇中では狂暴な印象のあったスパイダーアンデッドが、普通に喋っています。