8/10


イオングループジャスコという名前を使う事の許諾の一件が面白く、
それで話題を集めたライトノベルですが、実際に読んでみるとなかなかしっかりした話でした。


オークに国を追われたポー姫と女騎士クラウが地球にやってくる異世界召喚というか、
転移ものなのですが、実はその転移した先の街には、
宇宙人や吸血鬼、海底の王国、地底王国、落ち武者などが住む、
異世界移住村的な場所だったのです(´ω`)。


人によっては雑多な感じが受け付けないのかもしれませんが、
異世界・異文化の交わりが非常に面白かったです。
ただ、後半のバトルはもうちょと削って日常話を楽しみたかったですね。
日常の話での、ポー姫やクラウと麟一郎達の認識の差や、
常識の乖離が面白かったので。
まぁ、これゾンレベルのそのシリアスは一体誰が得するんだよってレベルの、
失敗シリアスではないので問題はないかなーとは思いますが。
ただ、日常の話のレベルが高くて、この部分をずっと楽しんでいたいと思わせるものだったので、
そう感じたのかなとは思います。


前評判でどうしようかなーって迷ってる方には、
それに負けないくらい面白い話なので損はないと思います。
まさか、続刊ありそうなオチになるとは思ってませんでしたが(笑)。