ダークアベンジャーズ:シージ (MARVEL)

ダークアベンジャーズ:シージ (MARVEL)


7/10
(内容自体は面白かったけども、セントリーのあんまりな扱いは3点くらい)



シージ:サイド・ダークアベンジャーズといった感じでストーリーが進みます。
犯罪者集団と知って逃げたノォ・ヴァはどうなったのか。
カバルで座したメンツを驚愕させた影の正体は?
アレスのフォローはあったのか?
逃げたダークアベンジャーズのメンバーはどうなったのか?
ビクトリア・ハンドはあの後なにをしているのか?
この辺りは全部明かされます。
殆どがシージと並行した時間軸で、最後の作品だけシージ決着後になっています。
実際、内容も面白かったので評価はそれなりの点数をつけました。


ただ、セントリーのオリジンが酷いとしかいいようがありません。
ニューアベンジャーズ:セントリーで語られた、オリジンは嘘っぱちでした。
誰も記憶していない、古いアメコミに描かれた忘れ去られたヒーロー。
そのようなロマンチックな存在ではなくて、ただただ麻薬を求めて研究施設に侵入し、
麻薬だと勘違いして飲んだ血清の力を得た心が弱いジャンキーだったのです。
それが彼、セントリーの全て。なんとも救われない話です。
何度も言及しているように、私はセントリーが嫌いです。
ですが、ここまで貶められ、ここまで蔑まれなければならなかったか?
といわれれば、ノーと言って良いでしょう。
こういうやり方には疑問が残ります。
驚愕のオリジンをやりたかったのでしょうが、私にはまったくもってそうは見えませんでした。
私には鳴り物入りで登場させたキャラが、人気が出ずにヘイトばかり集めたから、
それを始末する事で人気回復を図ったかのようにしか見えませんでした。
繰り返しますが、私はセントリーは嫌いです。
ですが、このような運命を与えられた彼には同情します。