ニューアベンジャーズ:トラスト (MARVEL)

ニューアベンジャーズ:トラスト (MARVEL)



7/10

今回はスクラルの侵略によって、疑心暗鬼になるニューアベメンバーの葛藤。
事が起こった際には、登録法の事を放り投げて、
トニー達のアベンジャーズとの共闘をする辺り、
みんなヒーローだなーと、ちょっとほっこりする場面も。
実際、シヴィル・ウォー以降、ヒーロー同士の内ゲバが続いてて、
どうにもトゲトゲした展開だったので、シンビオートの事件で、
みんなが市民を助けることを優先したり、キャロルがケイジ達の逮捕をしなかったり、
そういう情けを優先した行動をとってくれるのが、とても嬉しかったです。


ダーク・アベンジャーズの時に、闇のイルミナティのような、
悪のカリスマ的な面子が集まって極悪同盟みたいなのを作ろうって話がありました。
ロキ、サブマリナー、エマ、ドゥーム閣下とそうそうたる面々の中、
フッドっていう小汚いのが混じってたので、かなり違和感を感じました。
ただ、今回の話を見る限り、彼はそこに混ざるだけのモノがあるなと、
力量を認めざるを得ない雰囲気を見て取ることができました。
まず、相手の情報を集める周到さ。
ヴィラン達に利益を提供して、なおかつそれを楔として、
彼らの朽ちかけた悪党魂に火をともすような事をやってのける手腕。
彼個人としては、透明になる程度の能力ですが、
契約した悪魔(この時点では秘密)のおかげで、異形化して戦える力。
なかなかどうして、強敵ではないでしょうか。


ニューアベンジャーズは、前回と今回の話で、
ドクター・ストレンジが登場し、一緒に戦ってくれていました。
集団テレポートとか、ドクター・ブードゥーを持ってしても、
正体を明かせない幻影の守りなど、
強力な力でチームをサポートしていてくれました。
ちょっと便利すぎてやばいなと思っていたら、
案の定、闇の力を使いすぎたとかでチームを離脱。
この人は個人シリーズじゃないと、
強すぎるって理由で、戦線離脱させられると聞いてましたが、
それを目の当たりにしてしまいました(笑)。
もうちょい上手い使い方があるんじゃないかと思いましたが、
この時点では仕方ないのかなぁと。


最後に、スクラルについては、今回ほとんど進展がありませんでした。
これはスクラル・ウォーは長くなるなぁと思いつつ、
続きを楽しみにしたいと思います。