- 作者: 長谷川哲也
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2004/06/28
- メディア: コミック
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世界史を学んだ当時から思ってはいましたが、フランス人野蛮だなーと(笑)。まあ、欧州の国々はどこも大差ないのかもしれませんが。しかし、この荒みきった、とーきはーまさーにせいきーまつーの時代が、ナポレオンを含めた軍人・政治家・革命家たちを数多く輩出し、彼らの命の輝きが歴史を彩っていったということは間違いありません。まあ、とにかく、みどころは…
「私は童貞だ。知らなかったか? 私が愛するのは市民と革命だ。誰かではない」
ロベスピエール、ロベスピエール!!流石は史上最強の童貞と言われた漢(笑)。今回の出番はとぎれとぎれの登場ではありましたが、その知性と豪毅さを感じさせる物腰と弁舌は読者を大いに惹きつけたに違い在りません。ええ、私ももちろん(笑)。そして、忘れてはいけないのは、人道的な首切り役人、シャルル・アンリ・サンソン。その人柄にほれぼれします。しかし、この物語が血なまぐさい革命の中で語られているということを、忘れてはいけないのです。てっきり、あんな引きがあったから、大活躍するかと思った、「疱瘡の虎」ことミラボーはあっさり退場してしまいましたからね(笑)。