- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: コミック
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評価 9/10
鋼の錬金術師も、中央司令部ではまさしく激戦が続き、地下においてはホムンクルスを率いるお父様と、
エルリック兄弟の父親ホーエンハイムの、因縁の対決が繰り広げられています。
アームストロング姉弟と、イズミ・シグ夫妻の戦いも実に気骨溢れたモノでした。
スロウスは出番が遅かったせいか、ちょっと割食った感じでしたね(笑)。
もうちょっと、どういうタイプなのか見たかった気もしますが、
もしかすると、「メンドクセェ」しか言わない可能性もありますけど。
ブラッドレイ総統が中央司令部に帰還。
まったく死んだとは思ってなかったのですが、やっぱりこうやって現れると読んでてゾクゾクしますね。
戦車や銃などものともせず、バッカニア大尉もあっという間に倒してしまうブラッドレイ総統。
……これで衰えたとか、嘘でしょう(笑)。全盛期の彼には、作中最強であろう人達をぶつけても、
正直勝てる絵が頭に浮かびませんね(笑)。
グリード=リンがブラッドレイ総統と戦う最中、フー爺さんも加勢しますが、
互角の闘争を繰り広げていたモノの、一瞬の隙を突かれて切り刻まれてしまいます。
決死のフー爺さんは、腹に巻いた爆薬に点火して特攻しますが、
爆薬の導火線と腹を切り裂かれて、あわや犬死にかと思われた瞬間、
バッカニア大尉がフー爺さんごと、ブラッドレイ総統を貫き、
怒りに燃えるリン=グリードが、硬化した腕でブラッドレイに一撃加えます。
まさしく死闘。
続きを読んでいるからある程度わかっているのですが、
現時点でホムンクルスは、プライド、グリード=リン、ブラッドレイの三名になっています。
確かブラッドレイとプライドは同じ場所にいるはずなので、
なにか因縁めいた出来事が起こるのではないかと、気になっています。
前にもいいましたけど、プライドが食べたキンブリーが何かするんじゃないかと(笑)。
来年で、鋼の錬金術師も完結を迎えそうな勢いですが、
どのような結末を迎えるにしろ、予想は裏切っても、期待は裏切らないものになると信じています。