- 作者: 赤松健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/17
- メディア: コミック
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評価 7/10
月世界の秘密とネギの過去について少しずつ明らかになっていきますが、
ほぼ半分はパクティオー(キスで契約)する話になっています。
古菲や茶々丸と私の好きなキャラだったので、楽しんで読んでいましたが、
その後の落差が酷い(褒め言葉)です。
クルト・ゲーデル総督によって映像と供に語られた、
ネギの住んでいた村が、魔族によって襲われて村人が石に変えられたという過去の真実。
ネギが闇の魔法を習得した源泉ともなった、心の原風景。
いみじくもエヴァがいったように、ネギは英雄ナギ・スプリングフィールドの息子ではなくて、
災厄の女王アリカの息子という側面を、メガロメセンブリアの権力者達は見てしまったのでしょう。
ただ今回、フェイト達第三勢力との戦いで、メガロメセンブリアなどの国家権力上層部と共闘できるでしょうけど、
それだと後日、ネギの村が襲われたように、疑心暗鬼の芽を摘むことはできないわけなので、
その辺りをどうするか気になりますね。
あと、超のいる未来との関連とか。
気になるのは、ネギとコタローの修行に協力してくれたリカードも、
クルト視点だとなんか企んでそうに見えたことでしょうか。
まあ、あくまでクルト視点なんですが。
今回、内容がそれなりに面白かったのに点数が7点なのは、
前回の古菲に続いて、楓もカラーイラストが小さくて、巻末に設定資料がないからです。
もう、あの設定資料は読めないんでしょうかね(´ω`)。
あれを担当していた方が辞められたと聞いてますが、
あれほど濃密でなくてもいいので、簡単な設定をつけて欲しいです。