評価 9/10


伊達と酔狂で生きているとんでもねぇヤロウたち……!
江戸最大の繁華街・両国にある売れない見物小屋・博覧亭。
ここを舞台に、毎回、事件が勃発。


かわいい妖怪も登場するライト感覚のコメディー奇譚。


カバー裏より


全体的に楽しい雰囲気で、おどろおどろしい妖怪モノではなく、
GS美神なんかを想像するといい感じかもしれません。
あれの、江戸時代版というような。
お話の間に、用語解説があったりして、そういう豆知識が好きな私には、
かなり好物な漫画でした。


主人公の博覧亭主の榊さんが、実にいいキャラで、
まったく生活力なさそうな妖怪バカなんですが、物事の本質をついているし、
実は件名になっているような台詞を吐いたり、普段の駄目な時とのギャップが非常にいいです。
妖怪バカすぎて、おどろおどろしい妖怪でないと認めないので、
明らかに妖怪な人が出てきますが、萌える外見の妖怪は認めてくれません。
あの辺り、分かっててやってるのか、本当に分かってないのか、ちょっとまだ、判断迷いますね。
今の所、多芸で知人が多くて、博識な辺りで、
特に超常的な力を持ってない?ようにみえるのですが、
たまになんかありそうななさそうな風なので、次の巻辺りでどうなるか楽しみです。


ああ、それと、閑古鳥が萌える(笑)。
閑古鳥いたら、貧乏神様に食べられたりしてる辺りもいい。


取りあえず、あの時代に私が生きてたら、吉原入り浸ってたなきっと(*´д`*)ハァハァ。