以前にも書きましたけど、私はケンイチに関しては、
週刊連載をなるべく読まないでコミックスで読む派だったりします。
アパチャイとアーガードの戦いの時は、禁を破ってしまいましたが、
今回の、逆鬼vs本郷の時も、過去話が実に秀逸で、思わず読んでしまいました(笑)。


余命幾ばくもない鈴木の心情や、彼の才能を思い、そして彼本人の覚悟を考えると、
本郷が全力で迎え打って、その命を奪う結果となったことも理解できます(まだ息絶えてないと思いますが)。
本郷も、鈴木が好きであったろうし、その才を認めていたからこそ、
武人としてその選択に至ったのだろうと。


それに怒った逆鬼師匠の気持ちも、これまた分かります。
鈴木が指導力に長けており、子供達に空手を教えていたこと。
そして、その教導する力がズバ抜けていることは、
逆鬼・本郷のレベルにすら、アドバイスを与えてさらに良く導ける事からも、
明らかになっています。
それだけではなく、尊敬できる友人であるからこそ、
だからこそ、逆鬼師匠は彼に生きていて欲しかった。


この辺りのくだりは、本当に読んでいて困ります。
本郷・逆鬼供にすごい理解できる為、どっちがいい悪いではなく、
切ないというか、やりきれないというか……。
逆鬼師匠が、活人拳を自ずから選んだ瞬間なんかは、
もう、心の中の私は鼻水を垂らしながら号泣していました
(コンビニで立ち読みしてるおっさんが泣いてると迷惑だと思うので)(笑)。


早く、この辺りのお話をまとめて単行本で読みたいですねー。