金色のガッシュ 20巻

金色のガッシュ!! (20) (少年サンデーコミックス)

金色のガッシュ!! (20) (少年サンデーコミックス)

ファウードを巡る事件が動く中、金色のガッシュ作品中でも漢の称号を持つレインが魔界へ旅立ちました。こうやってガッシュと友好的に別れた魔物はそれなりにいますし、別れ際に「王になれ」と言った魔物も居たのですが、今回のレインの言葉は妙に引っかかりました。

「お前が王になったら、オレは喜んで力を貸すぜ」

何気ない言葉なのですけど、今回に限っては王を決定した後に何者かとの戦いがある伏線なんじゃないかなーという印象を受けてしまいました。かねがね思っていたのですが、この戦いでガッシュが王になったとしても、候補者達を苦しめる千年に一度の戦いは、未来に必ず起きるわけです。
ガッシュが王になってこの戦いを司る存在or制度を破壊しない限り、彼が味わった悲しい出来事は、次の候補者たちも味わうことになります。それは、彼がコルルに誓った「優しい王様」に相反します。

「魔界にやさしい王様がいてくれたら…こんなつらい戦いはしなくてよかったのかな…?」

あ・・・やばい。涙腺が・・・(笑)。・・まあそれは置いておいて。このコルルの言葉を参考にするのなら、王様がこの戦いを司っている事になります。最後はガッシュがすべての魔物を率いて、王に戦いを挑むことになるのではないかと思っているのですが。もう、私の脳内では魔界の王様って、ダイの大冒険に登場した、大魔王バーン様のイメージしか思い浮かばないのです(笑)。

今回の20巻はファウードにガッシュたちと、彼らとは別ルートでゼオン・カルディオ・テッド・アースたちが個々に乗り込んでいます。千年前の魔物編に似た様相を呈してきましたが、あの時はキッドが魔界へ帰還することになりました。─今回も誰かが─?ウォンレイが危険な臭いが漂っているのですが、はてさて?