- 作者: 田代裕彦,若月さな
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
オープニングを読んだ時点で受けた印象は、「これはバッドエンドかなぁ」と思ったものですが、かなり素敵なエピローグを迎えていて安心しました。…というか、この終わり方って、人によってはバッドorハッピーと分かれるんじゃないでしょうか。私は、ハッピーエンドじゃないかと思うのですが、うーん、あれです。ノベルズ形式で、幾つかのエンディングが存在するゲームをプレイされた方はご理解いただけると思うんですが、この小説の終わり方って、幾つかのルートをクリアした後にでてくる、トゥルーエンドっぽい印象を受けるんですよね。
あ、ところで、犯人はかなり早い段階でわかりました。P47かな。ナヴィの性質をちょっと前で語った後の、あの描写は、きっと読み手に理解できるように張られたものなんでしょうね。というか、推理小説を読んでいるときは、何かの法則の後に、その法則を確認するような行動は、かなり重要な要素を孕んでいます。推理小説は、そういう面を注意して読んでみてもいいと思いますよ。