ＣＬＡＹＭＯＲＥ ９巻

CLAYMORE 9 (ジャンプコミックス)

　超越した戦闘力を誇る覚醒者、深淵の者リフル。彼女の登場によって、クレアが追い求めていたプリシラの所在の手がかりが掴み欠けて、８巻が終わりました。いやー、月刊ジャンプを欠かさずに立ち読みしていたので、ストーリー自体は知っていたのですが、クレア・ガラテア姉様・ジーンさんの３人が協力して戦うのは、恐らくは最後の機会ではないかと思うので(クレア・ジーンさんはいまもありえるけど、ガラテア姉様が…(泣))、存分に堪能させて頂きました。ダフもかなり強力な覚醒者で、正直単体で勝利し得るクレイモアは戦力が謎に包まれた黒のアリシアと過去に遡れば、微笑のテレサくらいなのではないでしょうか。うっかりイレーネさんも、いけそうな期がしますが(笑)。それほど強力なダフをまさしく子供のように愛玩するリフル。その正体？が判明しましたが、髪というか筋というかそんなもので構成された、まさしく異形でした。３体いる深淵の者のうち、リフルともう一人を除いた最後の一人は男性です。その男性覚醒者が手名付けたのが、プリシラだったわけで、ようやくクレアが半人半妖となった目的が、姿を現しだしたわけです。ただ、プリシラが最強にして最後の敵であったと思われていた所、それすら越える深淵の者が現れたわけで、なにやらパワーバランスが気になるところではありますが、そのあたりは八木先生がなんとかしてくれるに違いありません。
　９巻は北の地に現れた覚醒者を迎え撃つべく、集結した２４人のクレイモア。再会する旧友─ミリア・デネブ・ヘレン─たち。燃える展開なのですが、３人現れた覚醒者にかなり苦戦しています。これを考えると、戦って勝つと言うことを考えず、生き残る方向で戦術を立てるべきです。まあ、ミリアさんはそのために、全員の底上げとチームワークを強めるために、尽くすようですが…。この２４人が、もしかすると組織に半期を翻すメンバーになる可能性もあるのですし。覇者の紋章が終わってしまったので、ビィトとクレイモアしか読んでいませんけど、月刊ジャンプへの評価はいやが追うにもあがっていきますね(笑)。

そして最後に、ジーンさん、可愛いよジーンさん。眉毛ないけど(笑)。不器用で義理堅くて仲間思いだから、死んじゃいそうなのが怖い…。