シナリオ名 :「魔神王の娘 」(39話)
製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



ブレイクエースの面々で、城島と面識があった淑江が、
騎士団の内紛についての話をしています。
その後、鷹壱が学保隊で、剣兇に殺された人々に対して、
花を供えるという事に驚愕し、綾香と話あっています。
両者とも、既に起こった事件について、
違う立場や価値観からの視点を加えているわけで、
面白い試みであると思います。
偶に、こういう戦闘から離れた人の視点を持ってくることで、
起こっていることの異常性を際だたせたり、
その中で適応して頑張ってる人を目立たせるのは、
難しい手ではありますが、上手く行くと今回のように、
よい展開になると思います。
私としては、永遠之道は前回エピローグのような、
利益が近いから協力はするけれど、油断はできない敵対者である。
そんな存在という立ち位置であると納得しておりますが。


海月楼に集まったみんなが楽しくやっている所に、
得州から救援を求める電話がかかってきます。
急行するクレーメ達。
戦闘に移ってびびりましたけど、すごい人数来てますね(笑)。
最初の戦闘は、クレーメを指定された座標に侵入させれば、
勝てるのですが、出来る限り敵を倒してからの方が得です。


三条さんが、メイドの恋にやられそうになっている所を助けます。
メイドさんも強いのですが、まあ、それはなんとかなります。
その後、まるで悪党のように出てくる飛鳥が、
けっこう強くて、下手に倒すと復活してくるので非常に危険です。
逃げるが吉かもしれません。


この戦闘が決着した後も、穏健というか逃げ腰な対応に終始して、
辛辣な言葉を浴びせられる古都乃
エピローグでは、烏丸率いる鉄の拳が、
裏で画策している事が明らかになります。
彼女らは城島の轍を踏まぬよう、それでいて美味い汁を吸えるように、
裏面で蠢動している事が伺えます。


ここまで来てなんとなくこうかなーと思ったので書いてみますが、
この聖乙女〜鉄の拳〜編ともいうべきシリーズは、
飛鳥と古都乃の成長物語になるのではないでしょうか。
ただし、古都乃はヒロインとして成長の余地がありますが、
飛鳥については、正直、現段階の彼女には、
味方として魅力がありません。
もっと言うと、飛鳥個人に魅力がありません。
財閥の主であるとか、生徒会長であるとか、
産まれや権力の面くらいしかメリットがないと感じられます。
これをどういう風に更正させるのか、
philoさんがどう料理していくのかを、注視して行きたいと思っています。


常道としては、烏丸の蠢動が露見し、わだかまりを消して、
共通の敵に相対する為、古都乃達と協力して戦う……。
という事になると思うのですが、どうもっていくのか見当も付かないです(笑)。


続きも楽しみにしておりますので、シナリオ作成頑張ってください。