:「綺羅星の時代」

製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



三財閥とステインドクロスの戦いに、三財閥側が勝利した事による余波が、
SRC島へ届いてしまったという状況のようです。
騎士団、姫士組、警備隊と三つの治安維持組織が密接に協力しつつ、
ステインドクロスの浸透を防ぎ、
彼らが狙うクルセイド学園生徒会長・水無月玲華を守りきるストーリーです。
大体、私やもぐらさん、philoさんが共通して持っている、
SRC学園観で進んで行くのですが、いつもとちょっと違います。


上述したように、三つの治安維持組織が手を携えている点が、
かなり珍しいと言えるのではないでしょうか。
拙作のように様々な事件の結果協力する、和解して手を携える事が多いので、
多少の軋轢はあっても、すぐに協力体制を築ける姿を見ると、
まさしく題名の通りの時代であるんだなーと感じます。


ステインドクロス側の描かれ方も、非常に徹底した狂信者ぶりと、
自己正当化っぷりが見ていてとても楽しいです。
これを更に一歩推し進めると、
自己神格化くらいになるのかなーと思いながら見ていました。


ほぼ、完全勝利ではあったのですが、
最後、十二使徒には逃げられてしまったのが残念ではありますね。
それと、カエサルの予言は時間の経過と共に、当たっては来ますけど、
さらに時間が進めば外れてしまうような気がします。
そこはシナリオ屋のみなさんにかかっていると思いますが。


一気にプレイしてとても面白かったのですが、情報量と登場人物が多い話でもあるので、
前後編くらいにして貰えると、色々咀嚼しながらストーリーを進められたかもしれません。
折角の綺羅星の時代を、もっと堪能したかったという気分もありますが(笑)。