シナリオ名 :ストレンジャー リーグ・オブ・ブレイブ(後編)

製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/srcF/srcniji.htm



後編でリーグ・オブ・ブレイブという話が終わりだというのに、
ものすごいプロローグ感が溢れんばかりに押し寄せてきます(笑)。
全然、物語が終わった幹事がしないんです。むしろ始まったような。
このお話は、いままでの短編たちで培われた信頼、絆、仲間達との友情が架け橋となって、
多くの人が集い、ばかげた理想を現実のものとするべく戦う礎を作る物語だったなと感じました。
近年のマーベル作品は非常に長いスパンで考えていて、アイアンマン、キャプテン・アメリカマイティ・ソーを見る事で、
アベンジャーズというヒーロー集合映画を楽しく観られるように、多くの伏線を張り巡らせています。
ストレンジャーズもまさしくそれで、
いままでの短編達が撒いた種が花開いた瞬間に立ち会えて、感無量でした。
実は今回、戦闘はあまり重要ではありません。
ストレンジャーズの力量を見るという部分や、
京夜がエピローグで対峙する相手に求められた答えを提示するために、必要な戦いではあったわけですが。


エピローグでは京夜の父、現水無月総帥、水無月重信との対決が待っていたわけです。
実の所、ここが本番でした。戦闘パートより、ここがラストバトルでした(笑)。
財閥の総帥として、後継者が財閥の利益に反するような行動をしている可能性を掴んだとしたら、
それに対して詰問せざるをえないのは、巨大な財閥の主として当然の事でしょう。
いくつかの行動に対して、そこに京夜のどんな意図があったのか。
それを把握して、必要ならそれを辞めるように諭す、もしくは命じる事になるかもしれません。
このやり取りは面白いので、是非見て貰いたいのですが、
結論として京夜は父の審問に打ち勝ち、自身の歩む道を示します。
これは、痴人の妄想に過ぎない事です。
ただ、その妄想を多くの人が共有し、連携し、権力であるとか経済でバックアップすれば、
それは現実の道を照らす理想という灯火となるでしょう。
100年、いや、1000年かかる人類史をあげた理想のスタートかもしれません。
それこそ、人間が万能の力であらゆるものを救うのではなく、
人が人の力によって互いを救う人理の転換点になるのかもしえれません。
なんか、ソロモン王が人類史を焼却しに来そうな気がしてきましたが、
育ったストレンジャーズなら勝てそうな気がします。
これからの彼らの活動と、その戦いを応援していきたいものです。


ちなみに、私が常日頃から抱いている理念は、世界平和とあらゆるおっぱいの幸福です。
理由は簡単で、世界が平和でなければおっぱいを鑑賞する余裕もないし、
おっぱいが育つこともないわけです。ゆえに私は世界平和を望んでいます(´ω`)。