シナリオ名 :「魔神王の娘 」(41話)
製作者   :philoさん
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聖乙女編最終章とでもいうべき最後の戦いが、始まりました。
哲憲さんが出て来た辺りで、これは鉄の拳はトップの交代で、
いまいる面子は一からたたき直される展開だろうかと思いましたが、そんな感じになりました。
戦闘は対メッセが豊富で、三回くらいメンバーを入れ替えてやり直して、
ほとんど見ました。これは大変だろうなーと思いつつ、
各人がその人らしい事を言ってるので、楽しませて貰いました。


飛鳥も、彼女なりに聖乙女学園会長としての、
責務を果たしていたようですが、どちらかというとそれは前線指揮官のやり方で、
全体を取り仕切る生徒会長の手法ではなかったわけです。
でも、飛鳥はそこで思考が停止してしまって、
モヒカンを追い払ったからいいかなと。
クルセイド学園と協力したり、城島派に対して我々はお前の敵だ、と声をあげてもいい。
それだけでも、城島派のとれる手段を潰すこともできたわけですから。
TOPがするべき義務を果たさず、
本来は他の人がやるべき事をやって悦に浸っていたのでは、
色々ガタが来て、首も回らず視野も狭くなってしまうのでしょう。
今回、たっぷりお灸を据えられたので、
少しずつよくなっていくと思うのですが、ただ、一点気になることがあります。
現時点では、飛鳥は怒られて頭を叩かれただけの子供です。
怒られた理由を吟味し、自省してこそ、新しい意識が芽生えて行くのだと思います。
ただまぁ、飛鳥のストーリーではないので、この辺りにしておかないと、
脇道に逸れ過ぎちゃうので、これでいいかなと私は思ってますが。


エピローグでは、今回の聖乙女の動きを受けて、
各勢力が対応に追われていました。
次の戦いにおいて、明らかに強大な壁となって立ちはだかるであろう漢が、
眠りから目を覚ました辺りで、これはヤバイと期待が膨らみます。
飛鳥や鉄の拳との戦いは、生徒会長という巨大な権威との戦いでありましたが、
肝心な飛鳥がただの精神的ニートだったので、あまり恐ろしくはなかったわけです。
鉄血卿の話しぶりからすると、覚悟を決めているので、
この状況を見ると厳しい戦いになりそうなので、どう展開していくのか楽しみです。