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今回は、大まかにいうと天界の極秘裏な動きと、
綾香のルルイエ国家運営の基本的な考え方とその実例が見えて、
なかなか面白かったです。
その中で、厚志さんが鍛え直したり、
ルラが裏で動いていたり、ベイカー伍長が変態行為を働いていたりと、
大きな流れの中で色々と蠢動してるのが垣間見えました。


天界の動きは、明らかに魔王軍との約定に反しているわけで、
ゼルエルは急に主義者になったわけでも、妙な功名心に囚われたわけでもなく、
ドーラも全面的に支持して行っている以上、二人が気が狂ったわけでもないわけです。
むしろ、絵面からは悲痛ささえ漂う真摯さで事に望んでいます。
原因は、前天使長が見せた、天界の秘密でしょう。
地に足の着いた二人が、普通の二人なら行わないことをしている。
明かされるのは先になりそうですが、天界の闇は深そうです。


ルルイエについては、このまま進めば上手い具合に進んで行くと思うのですが、
まぁ、そうはならないんじゃないかと。
ただ、生半可な相手だと、現状のルルイエではなにもできないので、
それを考えるともしも崩壊があるなら、綾香ちゃんが絶望するための崩壊かなとは考えています。
何事もなく、ルルイエが国家として順調に歩んでいくのも面白そうではありますが(笑)。


最後にカッツェさんがエミリオの師匠とか、
カッツェさん周りの設定が強化されていって、なかなか楽しみになってきました。
東軍は有能な人材が多いなと思いつつ、あとは中島が理解することかなと。
多分、分かりかけているようなのだけど、それがそうであると理解してないのかな−。
そんな感じに見えます。