私の記憶にある、最後の大魔王はダイの冒険のバーン様と、ロトの紋章の異魔神です。それ以後、私が読んできたコミックスには、ついぞ大魔王などという呼称は登場しませんでした。ゲームやTRPGを探せばいるのかもしれませんが…?それはともかく、プレイヤーをあらゆる方面から楽しませてくれる、ナムコXカプコンは最終兵器を投入してきました。アーサーに敗北した魔王アスタロトは、身体を半分に裂かれ降格させられ、魔界村の総帥は超魔王ネビロスという男(緑色のアスタロト)に変わっていたのです。これは、側近である魔界親衛隊「デモンズブレイゾン」のリーダーである、レッドアリーマー・ジョーカーですら知らなかった機密事項でありました。
まぁ、それは置いておいて…超魔王ですよ(笑)。超って…。超越した、つまり魔王を越える魔王であるということなのでしょうけど……地獄戦士魔王以来の衝撃が、私の精神を粉々にしました。ええと、忌憚なく語らせていただければ…超魔王っていう名乗りを聞いた瞬間……
思わず吹きました(笑)!
しかし、そのイベントの直後に、レッドアリーマー・ジョーカーは、
「俺が使えるのは魔王アスタロト様のみ。超魔王ネビロス、あなたではない」
おお…おお…格好イイ!
その物腰と言動から、悪役として風格を源氏の武者たち以上に醸し出していた彼ですが、ことここに至って、その忠義っぷりは私の琴線を存分に刺激しました。惚れる…(笑)。こんなにイカス武人っぷりを見せてくれるなんて、レッドアリーマー・ジョーカー(笑)。でも、仲間にはならないんだろうなぁ…。孤高の悪役として、最後まで節を曲げないで散って欲しいのです、ここまできたら(笑)。
ブラックワルキューレ様が、ほとんど灰色の魔女カーラっぽい役割なのが不満なのですが。ノーマルワル様が、王道的な平和や正義を目指しているのとは別に、黒ワル様は目的は平和や正義だけど、手段が過激っていう印象だったので…。うーん。まぁ、最後までプレイしてみないと、黒ワル様の真意はわからないのかもしれませんが…?