マリアさまがみてる 薔薇のミルフィーユ

今野先生は、恐らく私を萌え殺すつもりに違いない(笑)。今回は黄薔薇白薔薇紅薔薇の三編で話が展開し、それぞれ由乃ん、志摩子さん、祐巳すけを中心に話が展開します。いや、非常に面白かった(笑)。

妹選びで悶々としていた頃から脱したせいか、様々な伏線が張られ、新キャラも生き生きとして、そして、柏木スグル王子が(笑)!!まあ、彼は放っておいてもいいのですが、由乃んの妹候補、有馬菜々嬢。なかなか面白い存在感を放っています。もしかすると、外見だけでなく、その内面的な部分も、先代黄薔薇さまに似ているのではないでしょうか。あの、状況を秤に掛けて面白い方を取るという性癖は、実に鳥居江利子エッセンスを継承しています(笑)。一頃から姿の見えなかった桂さんも、名前だけでてきて、何より。しかし…最後の最後で瞳子の名前もでてきたのに、可南子は…?彼女にも救済を…先生(笑)。

白薔薇編は乃梨子のクールっぷりと、セクハラ女子大生が暴れます。セクハラ何某、ってだけで誰かわかった方。貴方はかなり毒されています(笑)。ま、それはおいてといて、きっと志摩子さんの心配は杞憂に終わるに違いない。なんていうか、マリみてでは本人の問題はその当事者が解決して、周りの人は何かありそうなら事前にフォロー入れたり、何かあったのなら支えてあげたりするわけです。でも、本人の壁は、自分の力で乗り越えなければならない。その姿勢は一貫してあるわけですから。

ラブラブデート編と見せかけて、実は祥子さまと祐巳すけの今後について大きな波紋を投げかけた、紅薔薇姉妹の短編。なにやら、スグル王子が、妙に格好良かったのですが。うーん。やはり、祐巳すけが乗り越えるべきラスボスは、彼か(笑)。同志なんて言ってる奴は信用してはいけない(笑)。

それにしても、名前が伏せられている段階で、あっさりその名前が浮かんでしまう佐藤聖さまは、罪作りな人です(笑)。ところで、今回は乃梨子にセクハラしに来ただけじゃないですか(笑)。でも、そこが痺れる憧れる(笑)。


あ……神様…ラジオドラマ…揃えてしまいました…(笑)。もう、今月は何も買えないかもしれません(笑)。