強いな、ユズリハ。何を食べれば、そんなに強くなれるのか…。
ああ、やっぱりテンマはゾンビたちに不意打ち食らってます。
このシーンを見て思ったんですが、外見よりもこの場合は、
親しい相手が、外見も中身も異形のモノになってしまうことが、
とても精神的に重いですね……。


一方、ユズリハを捕らえていた沼の触手は(羨ましい…( TДT))その姿を変え、
沼が擬人化した怪異に変じました。仮名、沼魔神としましょう(笑)。
彼は、ユズリハに戦いに来たのではないといい、
彼女の弟の姿を見せます。テンマの所に向かった孤児院の仲間たちと同様、
その姿は所々腐り落ちた様相で、ジャミールへ帰りたいと訴えます。
ここで沼魔神(仮名)、捕らえたヤトを(お前、あっさり捕まるなよ!)、
ユズリハの前に引き出し、選択を迫ります。
こいつの命を好感すれば、弟を生き返らせてやる、と。


冷静に考えれば、ハーデスその人なら死者の蘇生が可能でしょうが、
タナトス程度にそれができるわけありません。ましてや、沼魔神(仮名)ごときには…(笑)。
まぁ、現時点でタナトスが後ろで糸引いている事を察知しているのは、
マニゴルドくらいでしょうから、ユズリハにそれがわかっているとは思えません。
つまり、弟の蘇生の可能性を、ヤトの命と引き換えにちらつかされているわけです。


だが、ユズリハは怯まず、ストールを使って沼魔神(仮名)を乾燥させ、
必殺技で(蹴り技。…ヤト…これで出番が…( TДT))倒します。
で、後悔するとという沼魔神(仮名)の言葉に、
ユズリハが返したのが表題の言葉になっています。
それに続く言葉が、実に男らしい(笑)。男らしすぎて、惚れ惚れします。
さらに、ユズリハにほれ込みました。いや、いい女だ、彼女は(笑)。


こういう、肉親や愛しい人を使う幻覚系の技って、
情に厚い聖闘士たちは、陥落しやすい巧妙な罠です。
例えば、海将軍リュムナデスは、星矢たち青銅聖闘士たちを、ほとんど倒してしまいましたし。
実は一輝が戦うほどの相手ではないのですが、彼を引きずり出してましたからね。
だから、このユズリハの心の強さは、一輝を彷彿とさせる所があります。
テンマもヤトも、熱血系で聖闘士の基本のような連中なので、
彼女のようなクールな存在がいるのは、心強いことではないかと思います。
それにしても、ストールをとったユズリハのセクシーなこと…(笑)。


…しかし、サイコキネシスまで使えるのか、ユズリハ
凄いぞ…。ムウほど駆使しなくても、こういう感じで使っていってくれると、
戦闘の幅が広がって面白いですね。
そうそう、捕まっていたように見えたヤトは、
泥魔神の作った傀儡でした(笑)。流石にそこまで迂闊じゃないよね。