BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 大楽絢太,ワダアルコ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/11/19
- メディア: 文庫
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7/10
題名とワダアルコさんのイラストに惹かれて購入しましたが、
内容もなかなか面白かったです。
ある意味よくある、ファンタジー世界に現実世界から召喚されてしまうお話なのです。
魔王の四天王の一人として召喚された山田が、人間であることを隠しつつ、
魔王軍を滅ぼす為に活動をするものの、仲間の四天王の奔放さに振り回されつつ、
妙に楽しそうに暮らすというストーリーで、これが目の付け所がいいなーと。
さぞかし陰惨な光景が続くかと思ったら、サンレッドのフロシャイムのような、
ゆるい悪の組織で、四天王達がみな癖はあるけれど、けっこういい人物なのがよいです。
状況としては、ファンタジー世界に召喚されるという非日常系なのですが、
ストーリー展開は非常に緩い、日常系というのが、面白いですね。
続編が出そうな感じなので、続きを楽しみにさせて頂きたいと思います。
まあ、ありえないとは思いますが、鬱っぽい展開に転ばないで、
このまま非日常世界の日常系として進めて貰えるといいかなーと、
一読者としては思っています。