:ニコラウスの日

製作者   :philoさん
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クリスマスの聖人、聖ニコラウスの逸話にかけたまとまりのよいストーリーでした。
ステインドクロス(そのまま変換すると捨て印度聖衣になるATOK先輩w)に悪いイメージが多いので、
今回の一穂のひたむきな行動は、よい意味でステインドクロスのイメージを打ち砕いてくれました。


聖芽のクラスメイトの子供達の活躍がくるかなーと思ってたのですが、
まぁ、そちらまで参戦すると手を広げすぎてしまうのでこれでいいような気がします。
私自身、過去の体験であまり一神教の主にいいイメージがないのですが、
Fate/Apocryphaでジャンヌが語っていた、「ただ泣いている」主のイメージが強烈でした。
だからこそ無力であるからこそ、助けてあげなければならない。
信徒がその為に努力するという考えが、とても貴いもののように思えています。
それに照らし合わせるなら、誰かを助けようとした一穂達の行動こそ、
主の御心に沿っているもので、アウグスト達の行った迫害こそ、
主の御心に背くものなのかなーと思いながら見ていました。


落ちも綺麗にはまったので、よい短編だったと思います。
途中まで恋者がでてきて、色々ブチ壊しにするシナリオだと思ってました(笑)。