シナリオ名 :ストレンジャー リーグ・オブ・ブレイブ(前編)

製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/




作中でもちらほら必要性について語られていた、
義憤で立ち上がった人々をまとめる組織というか集まりを作ろうという構想を、
具体的にまとめたストレンジャーズについての話合いがSRC島で立ち上がりました。


一番向かなさそうな京夜に代表の白羽の矢が立ちました。
彼自身の基本的には穏やかに争いなどなく暮らしたい心情もあり、
過去の事件に関わってこなかった自分が大役をやるのはという気持ちもあり、
それを簡単には引き受けられないという答えがでてきます。


藤堂兵衛と倉脇大造の密会の場へ、ゆかりんに連れて行かれるシーンが私的に大ヒットでした。
彼らは恐らく、ブラックよりのグレーなのだと思っています。
一定の悪事や利権、賄賂などに関わっていても、政治や経済できちんとした成果を出す。
ゆかりんがいたからと言って、もっとブラックな連中だったら話合いにならないでしょうし。
ある程度の利益をもたらせば、教師役として適任な人達なのではないでしょうか。
戦闘はなのはとフェイトの因縁を絡めつつ。
味方の人数も多く、個性的なユニットが揃っているので能力を確認する感じで進められます。


戦闘後のエピローグで京夜が決意し、ストレンジャーズの代表となる事に決めました。
劇中でアベンジャーズが例として出されていましたが、利害の一致をみる別の組織・個人が、
主人公に大して徒党を組んで戦う例は、少年マンガでは余り見ませんが、アメコミではかなり沢山あります。
スパイダーマンに歯が立たないヴィランが集まったシニスター・シックス。
アベンジャーズの仇敵、マスターズ・オブ・イーブル。神話級の敵が集うアンダーワールドなどなど。
既に敵が協力しているのなら、こちらも手を組まないと対抗できないでしょう。


ただ、本人も認めているように、京夜にはどうにも頼りない部分があるので、
それを無視できるほどの箔付けがどうなされるか気になります。
別に指導者が戦闘に強い必要は必ずしもないわけですが、
一定の名声であるとか勇名はあった方がいいと思います。
まず、相手への名刺代わりになり、「悪いがあんたみたいな小僧の言う事は聞いてられない〜」
的なイベントを回避できるでしょうから。まぁ、そういうのが物語的には楽しいんですが(笑)。


京夜がどうストレンジャーズの代表として活動していくか、後編もしくは中編を待ちたいと思います。