*[ＳＲＣシナリオ感想]：「コングロマリット」(10話)
製作者 ：philoさん
ＨＰ： 伯陽堂 http://hakuyou.la.coocan.jp/srcF/srcgtyou.htm
９話でその名前を耳にした猫崎がミフネを裏切る
──裏切り者は酷い殺され方をする可能性──
を考慮してなお、
ミフネにはいられないとコングロマリットに寝返った所以である、
天子＝サイレントラインという兵器。
最初の居酒屋のシーンでは重要な部分は秘されていたのですが、
新宮のくだりでこれは……相当やばいなという感じがあったので、
その後の教室での日常風景も
危険物がある地下室への階段を歩いて行くような感じで、
なんとも微妙な気分で読み進めていました。
その後のミフネの話なども、
これはヤバイっていう事をどんどん裏付けているようで、
方向性としてはどんなマズイものなのかと思ってました。
戦闘が開始されて天子＝サイレントラインの
正体が明らかになりましたが、
これは……なんともこの方向で来たのかって感じで、
この展開をひた隠しにしていたのは凄まじいなぁと。
Ｘ－ＭＥＮでバスチオンが攻めてきた時のような恐ろしさを感じます。
バスチオンは人間をナノマシンで簡単にセンチネル化してしまい、
アイスマンが逃げ回る先々で、
助けて貰った医者を、
道を聞いた子供を、
世話になったホームレスをセンチネル化して命を狙わせてきます。
しかも、恐ろしい事に戻る事がないのです。
ただ、そんな絶望的な戦いにも終わりが来ます。
苦いエンディングでしたが、
希望はあるのではないでしょうか。
姿を消した禍求夜がどんな恐ろしい存在になっているか、
どうやって戦うのか……気になります。
エピローグで姫士組に来た
朝霧が鈴音から借り受けにきたものは……。
あれは、人に貸して大丈夫なものなのか設定してないのですが、
相当取り扱いがヤバイ感じだと思って貰えば(笑)。
しかし、ここからの展開は大変な事になりそうなので、
難しい舵取りになるでしょうがシナリオ作成頑張ってください。
